曲者社員にぞんざいな扱いを受け悩んでいます

 

私は中途入社で設計事務所から地方ゼネコンに転職しました。

 

地元では割と歴史と知名度のある会社なのですが、先代社長の影響なのか社風が一昔前の荒っぽい印象を受けました。

 

社員も部下には言いたいことをそのままズバズバと言い放つような感じ。やはりその中でも曲者と言われている人から、中途入社の私も冷遇、というかぞんざいな扱いをされていました。

 

会議で何か発言するものなら端から拒絶。ちょっと説明を加えると「難しくて意味が解らない。理屈ばかり、やれるものならやってみろ」と全てにおいて否定的な態度を通されていました。

 

おまけに「お前のいる部署は会社のためにならないから要らない」とまで言われる始末。本当に顔を合わせたくなくなる人物だったのです。

 

もっともこのような人は誰にでも同じ態度で接し、一方で上司に対してはゴマをする、という典型的な嫌われタイプ。しかし仕事に関しては抜群の実力なので、順調に出世を重ねているのでした。

 

そして入社5年目が経つ頃、とある大型物件で同じプロジェクトチームに配属されることになったのです。

 

私自身はあまり人から言われたことを気にするタイプではないのですが、その人は会社にあることないことを悪い方に告げ口するタイプ。

 

行動は慎重にしなければ足元をすくわれかねません。そうかと言って萎縮してばかりでは思う壺。
そこで周囲からも情報収集して行動したのが頼まれたことは迅速にミスなく、むしろ少し難易度を上げて解決して返すことでした。

 

その人はPCの扱いやプレゼンテーションそのもののスキルがあまり高くはなかったので、ちょっとした雑用から私にお鉢が回るようになってきたのです。

 

そこで何かを頼まれたらその日のうちに作業を完了させて真っ先に仕事を片付けていきました。さらに幸運だったのが、顧客打合せの際に私が作成した資料の評判が非常に高く評価されたのです。

 

そうなると彼もなかなか口出ししなくなってきます。そして私はいつも一貫して他の誰と接するのと同じようにその人にも接することにしていました。

 

おべっかを使いすぎると他の社員からのやっかみも出てきます。

 

ですからもしその人が間違っているようなら言葉を選びながらこうした方があなたのためになる、というスタンスで接することを心掛けていました。そして意外と効いたのが「冗談」です。

 

単なる受け答えだけでなく、こちらが笑われるような立場になるようにわざとボケたり、時には軽く「つっこむ」ことでその人のプライドを傷つけることなく場を和らげるような会話をつづけたのです。

 

そんな対応を続け、半年もするとかなりフランクに私に接するようになってくれました。今では単なる手先ではなく、「頼むからやってくれないか」とまで言ってもらえる仲になりました。

 

ひょっとしたら元々その人と私は上手くいく関係だったのかもしれません。

 

しかし、知り合った当初から私が反抗的な態度を続けていたら、あるいはイエスマンに徹するようなことがあれば結果は違っていたでしょう。

 

全てのケースに当てはまることではないかもしれませんが、意外と扱いにくい人というのは孤独なのかもしれません。

 

みんなから嫌われますから。どんな小さくても、その人の助けになる事をする、というのは人間関係にとって一番大切なことなのではないでしょうか。